キーウのEU代表部がロシアの攻撃により損傷

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キーウに位置する欧州連合(EU)代表部の建物が、ロシア軍による27日から28日にかけての夜間の攻撃により損傷した。

コス拡大担当欧州委員がXアカウントで報告した

コス欧州委員は、「キーウのEU代表部が今日のロシアの民間地区に対する攻撃により損傷した。私は、この残虐な攻撃と、ロシアが平和を拒絶し、テロを選んでいるという明確な兆候を強く非難する」と書き込んだ。

そして同氏は、「この侵略を受けているEU職員、彼らの家族、全てのウクライナ人に完全な連帯を表明する」と伝えた。

その後、コスタ欧州理事会議長もXアカウントでこの攻撃につきコメントした

コスタ議長は、「ロシアの侵略は、ウクライナと同国の人々と一緒に立つという私たちの覚悟を強めるだけだ」とし、ウクライナの犠牲者と駐ウクライナEU代表部の職員へ思いを寄せていると伝えた。

同代表部のマテルノヴァEU大使は、Xアカウントにて、今回の攻撃は「和平努力へのモスクワの真の回答だ」と強調した

マテルノヴァ氏は、「昨夜のロシアの『平和』だ。無人機と弾道ミサイルによるキーウへの大規模攻撃だ。少なくとも10名が死亡、30名が負傷、多くの建物が破壊された。EU代表部は衝撃波で激しく損傷した」と報告した。

これに先立ち、ウクライナへの全面侵略を続けるロシア軍は、27日夜から28日朝にかけて同国首都キーウを自爆型無人機とミサイルで大規模攻撃を行っていた。現時点までに、死者が10名出ていることがわかっている