ロシア軍の損耗はウクライナ側の約3倍=ゼレンシキー宇大統領

ウクライナのゼレンシキー大統領は12日、ロシア軍は前線でウクライナ側の3倍多い損耗を出していると発言した。

ゼレンシキー大統領が記者団とのやりとりの際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ゼレンシキー氏は、「損耗について。昨日を例に挙げよう。総じて、およそこうだ。ロシア側は24時間で1000人の損耗で、500人が死亡、500人が負傷だ。私は今、10人の拘束があるとかについては話さないでおく。より正確に言えば、ロシアは968人の損耗で、死亡が531人、負傷が428人、拘束が9人だ。私たちは、24時間で340人の損耗だ。『200』(編集注:戦死者を示す隠語)が18人、『300』(編集注:戦闘の負傷者を示す隠語)が243人、行方不明者が79人だ。およそ1:3だ。つまり、彼らの損耗は3倍多い」と発言した。

また同氏は、榴弾砲の比率は現在、1:2.4で敵の方が多いと述べた。

同氏はさらに、「FPV無人機(の比率)は、1:1.4で私たちの方が多い。無人機のための資金が足りないので、今のところは1:1.4だが、しかし、私たちは1:2.5の優位を簡単に維持できると思っているし、1:4すら可能だと思っているが、欧州のパートナーたちの間で資金を模索している」と発言した。

同氏はその他、兵員の比率は1:3でロシア軍の方が多いと伝えた。