ロシア軍、ウクライナ各地を無人機で攻撃 オデーサとハルキウで被害
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ウクライナへの全面侵略を続けるロシア軍は19日から20日にかけての夜間、再び同国各地を自爆型無人機で攻撃した。
南部オデーサでは、無人機が10か所以上に着弾し、火災が発生。13名の負傷者が発生している。国家非常事態庁が報告した。
報告には、「炎は4階建て住宅を完全に覆っている。救助隊は3名を救出し、6名を避難させた。消火と人々の救出の際に、救助隊の上に構造物が崩れて落ちてきた。消防隊員が3名負傷。現在彼らは安定した状態で病院にいる」と書かれている。
また、23階建ての住宅が損傷。炎が18〜20階に広がったという。600人が避難したとのこと。
同庁はまた、火災は住宅5軒と自動車3台にも及び、また「不屈ポイント」も一部破壊されたと伝えている。さらに、建物の中にまだ1人住民がいるかもしれず、捜索救助作業が続いているという。
同庁は、今回の攻撃で救助隊員3名を含む13名が負傷したと報告した。
東部ハルキウと同市近郊では、ロシアの無人機攻撃で4名の住民が負傷した。国家非常事態庁がフェイスブック・アカウントで報告した。
写真:国家非常事態庁
報告には、20日未明、ロシア軍が無人機でハルキウ市のシェウチェンキウシキー地区、オスノヴヤンシキー地区また、同市近郊のハルキウ地区を攻撃したと書かれている。
暫定情報で、4名が治療を要請。内2名は12歳と17歳の未成年者だという。
着弾により、4地点で火災が発生したとし、6階建ての未完成の建物の屋上部分が1000平方メートルにわたって炎上。付属の建物と敷地内の3つの倉庫も被害を受けたという。
さらに、集合住宅と自動車も破損したと報告されている。