ロシア軍はドニプロペトロウシク州へと突破しようとしている=ウクライナ防衛戦力報道官

ウクライナ南部防衛戦力のヴォロシン報道官は17日、ロシア軍は引き続き隣接州から南部ドニプロペトロウシク州へと行政境界線(州境)を突破しようとしているとし、現在最も烈度の高いのはノヴォパウリウカ方面だと発言した。

ヴォロシン報道官がウクルインフォルムにコメントした。

ヴォロシン氏は、「最も状況が切迫しているのはノヴォパウリウカ方面であり、敵はドニプロペトロウシク州の行政境界線に突破しようとしている。そこには、ウクライナ防衛戦力の支配下にある、とりわけゼレーネ・ポーレ、ヴィーリネ・ポーレ、ノヴォピリ、シェウチェンコ、ボハティル、コスチャンティノポリといった村がまだいくつか残っている。ドネツィク州とザポリッジャ州に位置するこれらのいくつかの自治体を、敵は現在、全力を挙げて奪取した上で、ドニプロペトロウシク州に侵入しようとしている。ノヴォパウリウカ方面では先週、1日で過去最多となる46件の襲撃が確認された」と発言した。また同氏は、これまで同方面の襲撃数は35~40件の範囲で推移していたと補足した。

同氏はさらに、敵はドニプロペトロウシク州へ侵入しようとしながら、大量の無人機、攻撃機、陸軍航空隊を使用していると指摘した。

そして同氏は、「その襲撃が行われる前に敵は誘導航空爆弾で私たちの陣地に対して空爆を行、ほぼそれを破壊した上で、突破し、その陣地を制圧しようとしている」と説明した。