ハルキウ攻撃、死者3名、負傷者64名に増加=ゼレンシキー宇大統領、ロシアへの圧力強化を呼びかけ
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ウクライナのゼレンシキー大統領は、9日から10日かけての夜間のロシア軍のウクライナ東部ハルキウへの自爆型無人機での攻撃により、死者が3名、負傷者が64名出たと報告し、世界に対してロシアへの圧力を先延ばししないよう呼びかけた。
ゼレンシキー大統領がテレグラム・チャンネルにコメントした。
ゼレンシキー氏は、「今ハルキウでは、ロシアの未明の『シャヘド』攻撃後の作業が続いている。攻撃は普通の建物に対して行われた。現時点で、64名が負傷、その中には9名の児童がいる。残念ながら、3名が死亡。遺族と近親者に心からの哀悼を表明する。市内では多くの火災が発生したが、いつもと同じく、ウクライナ国家非常事態庁の救助隊が迅速に作業を行った」と伝えた。
ハルキウへの夜間攻撃の被害 写真:ヴヤチェスラウ・マジイェウシキー/ウクルインフォルム
ハルキウへの夜間攻撃の被害 写真:国家非常事態庁
また同氏は、「今、新しい1日が常にロシアの新しい卑劣な攻撃となっており、その攻撃のほとんど1つ1つが見せしめである。ロシアに対する圧力を増加する必要がある。普通の生活への着弾1つ1つが、圧力が不足していることを証明している。そして、恐るべきではなく、ロシアにとっての状況を複雑化させ得る新しい決定を先延ばしするべきではない。それがなければ、彼らは真の外交へは向かわない。そして、それは何より米国と世界のその他のリーダーたちにかかっている。殺人の停止と外交を呼びかける1人1人が行動すべきだ」と発言した。