クリチコ・キーウ市長、露軍攻撃の同市の死傷者情報を修正 死者3名、負傷者25名

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ウクライナ首都キーウのクリチコ市長は、6日未明のロシア軍による同市への無人機とミサイルによる大規模攻撃による犠牲者情報を修正し、死者は4名ではなく3名、負傷者は25名だと報告した。

クリチコ市長がテレグラム・チャンネルで伝えた

クリチコ氏は、「確認された情報では、未明の敵の攻撃により、亡くなったのは3名だ。全員、ソロムヤンシキー地区である。現時点で、医療機関にいるのは17名。他8名は現場で支援を受けた」と伝えた。

ロシア軍によるキーウへの夜間の大規模攻撃 写真:パウロ・バフムート/ウクルインフォルム

同攻撃の際、現場に向かっていた救急車が3台破片やガラスで破損したとしつつ、スタッフには犠牲者は出ていないと報告されている。

ロシア軍によるキーウへの夜間の大規模攻撃 写真:キリロ・チュボチン/ウクルインフォルム

なお、国家非常事態庁は、今回のキーウへの攻撃で、救助隊員が3名死亡と14名負傷したと報告していた

キーウ市内の被害状況についての同庁の報告は以下のとおり。

ソロムヤンシキー地区:インフラ施設で2000平方メートルに及ぶ火災発生。別の地点で16階建て集合住宅の11階部分で火災発生。3名が負傷。3名が救出された。

ホロシーウシキー地区:複数の建物で火災発生。鉄道線路が破損。1名負傷。

ドニプロウシキー地区:地下鉄駅「リボベレジュナ」近くで地下鉄線路とガソリンスタンドが破損。

ウクライナへの全面侵略を続けるロシア軍は、6日未明に同国の首都キーウや西部・中部諸州をミサイルと無人機で大規模に攻撃していた。ロシア軍は、同国に対してミサイル45弾、無人機407機を発射。この内、ウクライナ防空戦力は、ミサイル36弾、無人機199機を撃墜。また無人機は他169機が飛翔中に消失した。