「父さん、ロシアは平和を望んでいないようだよ」=ケロッグ米特使の娘、露軍のウクライナへの大規模攻撃にコメント
米国のケロッグ・ウクライナ担当大統領特使の娘であるメーガン・モブス氏は6日、同日未明のロシア軍によるキーウなどのウクライナ諸都市に対するミサイルと無人機での大規模攻撃にコメントした。
モブス氏がXアカウントに書き込んだ。
モブス氏は、「ウクライナの複数の町が攻撃を受けている。ロシアは、あなた方が、ロシアは反撃していると思い込ませたがっているが、しかし、ウクライナの高精度攻撃の反撃は民間人への容赦ない攻撃となっており、プーチンが停戦を拒否した直後に行われている。彼は、さらなる戦争とウクライナ全土を望んでいるだけだ」と書き込んだ。
さらに同氏は、父であるケロッグ特使に向けて、「父さん、キーウは大音量の夜だよ! それは、真夜中の爆発と射撃かもしれない。でも、私は、ロシアは平和を望んでいないという奇妙な感覚を得ている」と呼びかけた。
なお、トランプ米政権でウクライナ担当特使を務めるキース・ケロッグ氏の娘、メーガン・モブス氏は、ウクライナへの人道支援を提供しているR.T.ウェザーマン財団を率いている人物。報道によれば、ウェザーマン財団は、ロシア・ウクライナ全面戦争開始当初からウクライナで活動している。
これに先立ち、ウクライナへの全面侵略を続けるロシア軍は、6日未明に同国の首都キーウや西部・中部諸州をミサイルと無人機で大規模に攻撃していた。ロシア軍は、5日夜から6日朝にかけて、同国に対してミサイル45弾、無人機407機を発射。この内、ウクライナ防空戦力は、ミサイル36弾、無人機199機を撃墜。また無人機は他169機が飛翔中に消失した。
キーウ市内では、死者が4名、負傷者が20名以上出たことが判明している。
写真:US Institute of Peace via Wiki Commons