露軍、ウクライナにミサイル45弾、無人機407機発射

ウクライナへの全面侵略を続けるロシア軍は、5日夜から6日朝にかけて、同国に対してミサイル45弾、無人機407機を発射した。この内、ウクライナ防空戦力は、ミサイル36弾、無人機199機を撃墜。また無人機は他169機が飛翔中に消失した。

ウクライナ空軍がテレグラム・チャンネルで報告した

報告には、5日20時から6日10時にかけて、ロシア軍は、無人機とミサイルを以下のとおり合計452点発射したと書かれている。

・自爆型無人機及び自爆型に似せた模倣機407機(露領クルスク、オリョール、ミレロヴォ、シャタロヴォ、プリモルスコ=アフタルスク、被占領下クリミア・フヴァルジーシケから発射)

・弾道ミサイル「イスカンデルM/KN23」6弾(露クルスク州、ヴォロネジ州)

・巡航ミサイル「Kh101」36弾(サラトフ州とカスピ海上空の戦略爆撃機「Tu95MS」「Tu160MS」から発射)

・巡航ミサイル「イスカンデルK」2弾(被占領下クリミア・ジャンコイから発射)

・対レーダーミサイル「Kh31P」1弾(黒海海上の戦術航空機から発射)

これに対して、ウクライナの防空戦力は、6日10時の時点で以下のとおり406点を撃墜した、あるいは無人機の飛翔の停止を確認したという。

・無人機199機(撃墜)、169機(飛翔停止)

・「イスカンデルM/KN23」4弾

・「Kh101」30弾

・「イスカンデルK」2弾

また、今回の攻撃で、13地点で着弾、19地点で撃墜された目標物の破片の落下が確認されているとのこと。

これに先立ち、ウクライナへの全面侵略を続けるロシア軍は、6日未明に同国の首都キーウや西部・中部諸州をミサイルと無人機で大規模に攻撃していた。キーウ市内では、死者が4名、負傷者が20名以上出たことが判明している。

写真:空軍