スターリンク制限後、前線の多くの地点でロシア軍の襲撃作戦が停止

ウクライナのベスクレストノウ国防相顧問は6日、スペースX社の衛星インターネットサービス「スターリンク」の端末の利用制限が導入されたことで、ロシア軍の連携が困難になっており、すでに一部の前線地域では襲撃作戦に影響が生じていると発言した。

ベスクレストノウ顧問(コードネーム「フレシュ」)がテレビ番組出演事に発言した。

ベスクレストノウ氏は、ロシアにとって今回の制限の影響は予想以上に大規模なものとなっていると指摘した。その際同氏は、「ロシア人にとってこれは今や単なる問題ではなく、真に破滅的な状況だと言える。(中略)彼らは実に多くの『スターリンク』を所有しており、ロシア人のネットワークの多くの部分がそれらの『スターリンク』の上に構築されているからだ」と伝えた。

また同氏は、そのネットワークは無人機、FPVシステムの操作、司令部の連携に使用されていたと説明した。

そして同氏は、「私たちは現在、私たちの前線から、多くの地点で(敵の)襲撃作戦が停止したとの報告を受けている。(中略)ロシア側の報告によれば、本部が司令部や襲撃旅団と連絡を取れない状態にあるというのだ」と指摘した。

同氏はさらに、今回の制限は、特に攻撃型無人機の制御にスターリンクを利用しようとするロシア側の計画に対抗するために導入されたものだと喚起した。

同氏はその際、「ロシア人がすべての『シャヘド』にこれらの『スターリンク』を設置しようとしていると私たちは理解している。『スターリンク』ネットワークを介した遠隔操作による『シャヘド』やその他の攻撃型無人機は、私たちにとって非常に大きな脅威だ」と説明した。

そして同氏は、同時にウクライナはウクライナ軍向けの公式な端末の安定した稼働を確保するため、スペースX社と協力していると伝えた。

これに先立ち、今年1月、ウクライナ情報総局関係者は、ロシア軍がウクライナの電子戦機器を回避し、攻撃の効率・精度を高める目的でスターリンクを搭載・運用する事例を増やしているとコメントしていた

その後、2月1日、スペースXのイーロン・マスク氏は、スターリンクの不正利用を阻止するために講じた措置が効果を上げているようだと発言していた

フェドロウ宇国防相は5日、スペースX社の衛星インターネットサービス「スターリンク」をウクライナ領に入り込んでいるロシア軍も使用できていた問題への対処として行われている端末登録につき報告し、登録した端末は作動しており、(登録されていない)ロシア側の端末はすでに遮断されていると伝えていた