世界がロシアの攻撃を許してしまっている=ゼレンシキー宇大統領
ウクライナのゼレンシキー大統領は5日、ロシアはウクライナ各地への攻撃を日々続けている中、世界は残念ながらロシアにその攻撃を許してしまっていると指摘した。
ゼレンシキー大統領が同日夜の動画メッセージの際に発言した。
ゼレンシキー宇大統領は、「ロシアは殺人ができることを誇っている。そして、正直に言えば、あの国家はそれ以上のことは学んでいない。今日、チェルニヒウ州プリルーキへの攻撃があった。ロシアの無人機はウクライナの救助隊員の一家を殺した。ハルキウ、スーミ州、ドネツィク州、ニコポリ、ザポリッジャ州の自治体、ヘルソン州の村に攻撃があった。そして、残念ながら、それがロシアが行うことのできる日常的行動だ。世界は、残念ながら、それを許してしまっている」と発言した。
また同氏は、世界にはロシアが拒否しないような和平イニシアティブは存在しないと指摘した。同氏はその際、「彼ら(ロシア)には全てが気に入らない。彼らは、破壊と殺人だけを気に入っている。彼らはその責任を取らねばならない」と述べた。
その他同氏は、過去数日ウクライナの政権代表団がワシントンで会合を開いていると伝えた。同氏は、「私たちは、世界でどれだけの人々がまだ私たちと一緒にいるかを見ている。ウクライナ代表団のブリーフィングに参加した人々皆の支持に感謝している。とりわけ、米議会での会合、米政権代表者との会合、記者団、市民団体代表者との会合が行われた。理解と支持がある。強い行動に期待している。それこそ現在不足しているものだ」と指摘した。