ピストリウス独国防相、ウクライナの「蜘蛛の巣」作戦を絶賛
ドイツのピストリウス国防省は4日、ウクライナが1日にロシア領で実施した4つの軍事飛行場を無人機で同時に攻撃する「蜘蛛の巣(パヴティーナ)」作戦につき、「過大評価の難しい脅威的な成果だ」と高く評価した。
ピストリウス国防相がブリュッセルで開催されるウクライナ防衛問題コンタクトグループ会合の開始前に記者団に対して発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
ピストリウス氏は、「日曜日に、皆ご存じの通り、ロシアの後衛深く、特にシベリアにある同国の長距離爆撃機が無人機で実に印象深く攻撃された。それは、その意義を過大評価することの難しい(編集注:どれほど評価しても、評価し切れないほどの)脅威的な成果だ。ウクライナの国境、前線から数千キロ離れた場所である」と発言した。
また同氏は、被占領下ウクライナ領クリミアとロシア領を違法い結ぶケルチ橋へのウクライナの攻撃についても言及した。
同氏はそして、それらの攻撃は、ウクライナが降伏しないこと、極めて有効に防衛していること、そしてロシアは自らの軍事目的を達成できないことを示していると指摘した。
その際同氏は、「それは2つの非常に重要なことを示している。1つ目は、ウクライナは降伏しないということ、むしろウクライナは創造的で、やる気を持ち続けており、可能なあらゆるところで極めて効果的に防衛しているということだ。2つ目は、明確なシグナルだが、それは、プーチンとロシア国民に対して、ロシアはウクライナにおいて自らの戦略的軍事目標を達成できていないということ、あらゆる観点から判断して、地下将来にそれらを達成することはできないということだ」と強調した。
これに先立ち、ウクライナ保安庁(SBU)は1日、ロシア領内の4つの飛行場「ベーラヤ」「ジャギレヴォ」「オレニヤ」「イヴァノヴォ」に対して同時に攻撃を行っていた。
訂正(4日17:26):日付の訂正