ウクライナ情報総局、ウラジオストクでの特殊作戦を実施

ウクライナ国防省情報総局は30日、ロシア極東ウラジオストクのデサントナヤ湾で特殊作戦を実施した。これにより、ロシア軍の人員と兵器に被害をもたらしたという。

ウクライナの安全保障・防衛戦力の関係者がウクルインフォルムに伝えた。

関係者は、「5月30日朝、ロシアのウラジオストクのデサントナヤ湾の近くで、2回の強力な爆発があった。それは、情報総局の成功裡の作戦によるものだった。現時点では、第155独立親衛海軍歩兵旅団第47独立空中襲撃大隊(基地番号30926)の配備地点で、少なくとも2回の爆発があったことが判明している」と発言した。

またこの関係者は、爆発の1つは検問所付近で発生し、もう1つは部隊の人員と司令部が滞在していた場所で発生したと述べた。

同氏はさらに、「人員、軍装備品、特殊機材が攻撃された。地元住民は、少なくとも10台の救急車と避難用ヘリコプターが現場に到着したと証言している。軍の『ウラル』トラックで破損した機材が軍事基地から運び出されている」と伝えた。

加えて同氏は、この地域の当局は、この事件の原因は2つのガスボンベの爆発であり、その結果、誰も負傷しなかったと発表したという。

なお現在、ウラジオストクでは「反テロ作戦体制」が宣言されており、軍事基地周辺の地域は封鎖され、シャモラ湾とシトヴァ村の間の道路は閉鎖されているという。

関係者はまた、「第155海軍歩兵旅団は、ウクライナに対する戦闘に積極的に参加しています。特に、マリウポリ、ヴフレダル、クルスク州での戦闘への参加が記録されている」と説明した。