ウクライナ軍参謀本部、ロシア領内の電池工場への攻撃を認める

ウクライナ軍参謀本部は23日、ロシア領リペツク州エレツのミサイルなどに用いられる電池を製造する工場「エネルギヤ」を攻撃したことを認めた。

参謀本部がフェイスブック・アカウントで公表した

参謀本部は、23日未明、ウクライナの特別作戦軍が防衛戦力の他の戦力と連携して、「エネルギヤ」社を攻撃したと報告した。

その際参謀本部は、目標への着弾を認め、複数の爆発が確認され、施設敷地内で火災が発生したとし、詳細な被害情報は確認中だと伝えた。

また、「エネルギヤ」社は、ロシアにおける最大級の化学電池工場であり、航空爆弾に搭載される誘導・修正モジュール用の電池の唯一の製造元だという。その他、弾道ミサイル「イスカンデルM」、海上発射型巡航ミサイル、特殊機材用電源システムなどに用いられる電池が同工場で製造されていると説明されている。

その上で参謀本部は、「エネルギヤ」の稼働停止は、ロシア占領軍の軍事装備・攻撃手段の一部への電池供給を止める可能性があると指摘している。さらには、ウクライナ防衛戦力は、今後もロシアに対ウクライナ侵略を止めさせるべく、重要軍事目標への戦闘活動を続けていくと書かれている。