ロシアは停戦のシグナルを出しておらず、戦争終結の準備がない=ゼレンシキー宇大統領

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ウクライナのゼレンシキー大統領は21日、ロシアは停戦のシグナルを出しておらず、戦争終結の準備がないと発言した。

ゼレンシキー大統領が同日夜の動画メッセージの際に発言した

ゼレンシキー氏は、「残念ながらロシア人は停戦のシグナルを出しておらず、彼らは今のところ戦争を終わらせる準備がない。よって、私たちの全ての圧力の形態、私たちのロシアへの圧力のためのパートナーとの作業は、全くもって必要なものだということだ。圧力は説得する。戦場での圧力。経済の圧力、そのために制裁がある。政治の圧力。私は、ウクライナを支えてくれている皆に感謝したい」と発言した。

また同氏は、ロシアの襲撃は続いており、それに対してウクライナの戦力は必要な戦闘活動を続けていると述べた。

その際同氏は、ドネツィク州が最も激しい状況だとし、特にポクロウシク方面が激しいと報告した。また、ロシア領のクルスク州とベルゴロド州における、スーミ州とハルキウ州の防衛のための活動も続いていると指摘した。

同氏はそして、「8月のクルスク作戦の初めから、ロシア軍は深刻な損耗を出している。そこ、クルスク州だけで6万3000人以上が死傷している。また、私たちの戦力は、ウクライナのために交換基金を大きく補充することができた。戦闘を敵の領土に持ち込めば持ち込むほど、私たちの自治体が安全になる」と発言した。

その他同氏は、国家警護隊第14旅団、第36海兵旅団、第25襲撃旅団、第1襲撃連隊を称賛した上で、「あなた方皆に感謝している。それは、ポクロウシク方面の防衛だ。また、クルスク州における私たち一人一人の兵士の行動に感謝している」と発言した。