ウクライナ軍参謀本部、5月8日にロシアとの154回の戦闘と2685回の砲撃があったと報告

ウクライナ軍参謀本部は、5月8日を通じて(22時時点までで)、ウクライナ防衛戦力とロシア侵略軍との間に154回の戦闘が生じたとし、その内50回以上が東部ポクロウシク方面で起きたと報告した。

参謀本部が5月8日22時時点の情報をフェイスブック・アカウントで伝えた

参謀本部は、「この1日が始まってから、154回の武力衝突が起きた。ロシア侵略者は、ミサイル攻撃を1回、空爆を15回実施(ミサイル使用1弾、滑空爆弾使用25弾)。さらに、ロシア軍は、830機の自爆型無人機を使用し、私たち軍人の陣地や自治体に対して2685回の砲撃を行った」と報告した。

報告された戦況の詳細は以下のとおり。

ハルキウ方面:ヴォウチャンシク周辺でロシア軍の攻撃を4回撃退。

クプヤンシク方面:シンキウカ、ステポヴァ・ノヴォセリウカ、ノヴァ・クルフリャキウカや、ノヴォオシノヴェ方面で襲撃を4件を撃退。襲撃1件は現在継続中。

リマン方面:ナジーヤ、ノヴォイェホリウカ、リドコドゥブ、フレキウカ、ノヴォミハイリウカ、コロジャジ、ゼレーナ・ドリーナ、トルシケ周辺で計21回のウクライナ側陣地への攻撃あり。戦闘は1件継続中。

シヴェルシク方面:ビロホリウカ、フェドリウカで5回の襲撃を撃退。

クラマトルシク方面:チャシウ・ヤル、クルデュミウカで6件の衝突確認、内3件は継続中。

トレツク方面:クリムシケとトレツィクの近郊を中心に、ウクライナ側陣地へ7回の攻撃あり。

ポクロウシク方面:侵略軍は、55回の防衛線の突破を試みた。現在も5件が継続中。突破が試みられたのは、オレクサンドロピリ、イェリザヴェチウカ、フロジウカ、ミロリュビウカ、ダチェンシケ、ズヴィロヴェ、コトリネ、ウダチュネ、ノヴォオレクサンドリウカ、コトリャリウカ、プレオブラジェンカ、アンドリーウカ周辺。なお、同方面でウクライナ側は、ロシア兵を407人無力化(内225人が死亡)、車両4台、バイク19台、通信設備1台、無人機用アンテナ1本を破壊、戦車1両とバイク5台を損傷させた。

ノヴォパウリウカ方面:ロズリウ、ノヴォシルカ、ノヴォピリ、プリヴィリネ、ブルラツィケ周辺で25回の攻撃あり。24件は撃退済み、1件は継続中。

オリヒウ方面:ステポヴェとシチェルバキ周辺で3回の襲撃を撃退。

プリドニプロ方面:敵の5回の前進試みは全て阻止。

クルスク方面:16回の攻撃を撃退、内2件の戦闘は終了していない。空爆8回(滑空爆弾11発使用)、砲撃245回あり(うち3回は多連装ロケットシステム使用)。