ロシア軍がヘルソン州での渡河作戦を計画=ウクライナ防衛戦力
ウクライナのトカチューク国家警護隊潜水部隊「オメハ」士官は6日、ロシア軍がウクライナ南部ヘルソン州で渡河作戦の準備をしており、現在ウクライナ軍が支配している島々への上陸を試みていると伝えた。またロシア軍は、同方面にすでに300隻のボートを集結させているという。
トカチューク氏がノヴィーニ・ライヴ出演時に発言した。
トカチューク氏は、「ロシアの目的はヘルソン州とミコライウ州の支配だ。キンブルン砂州には敵の装備品が確認されており、占領軍はそこから迫撃砲、無人機、多連装ロケットシステムで攻撃を行っている。彼らがより多くの島を制圧できたら、彼らが私たちの後衛により近い攻撃地点をさらに得ることになる」と発言した。
その他、国家安全保障国防会議(NSDC)傘下偽情報センターのコヴァレンコ所長は、テレグラム・チャンネルにて、ウクライナの防衛戦力はロシア軍によるドニプロ川の渡河計画を把握しており、対峙する準備ができていると伝えた。
コヴァレンコ氏はその際、「ヘルソン州、敵の準備とドニプロ川から諸島への渡河の試みについて、(ウクライナ)防衛戦力は、そのような上陸の試みをかなりの数撃退することができている。ロシア人による一定の行動を繰り返す試みの計画については、ずっと前から知られており、防衛戦力は敵の能力を理解し、撃退する準備がある。敵の願望と敵の能力が別物であることは忘れるべきではない。敵はウクライナ全土を制圧したがっているが、しかし、私たちはそれを実現させていないし、実現させない」と指摘した。