ウクライナ政府の露軍兵投降プロジェクト、露軍と契約したウズベキスタン国民1110人を特定
ウクライナの政府プロジェクト「生きたい(ハチュー・ジーチ)」は、ロシアの対ウクライナ戦争においてロシア軍と契約を結んだウズベキスタン国民の1110人の名前を特定したと発表した。
「生きたい」プロジェクトがテレグラム・チャンネルで伝えた。
発表には、「ウズベキスタンが集団安全保障条約(CSTO)の枠内で『一時停止』しているからといって、それが同政権がロシアによるウズベキスタン国民の採用に見て見ぬふりをすることは妨げない。私たちは、対ウクライナ戦争に参加するためにロシア軍と契約を結んだウズベキスタン国民1110人の名前を明らかにした。このリストは不完全であり、民族的ウズベク人も考慮すると、ロシアにて戦争に駆り出されたウズベキスタン国民の総数は数千人に上可能性がある」と書かれている。
また同プロジェクトは、少なくとも前線で109人のウズベキスタン国民が死亡していることがわかっているとし、最も若い戦死者は21歳、最も高齢の戦死者は62歳だと伝えた。また、1名は契約を結んでから8日目に戦死したという。
さらに、ウズベキスタン国民がロシアの対ウクライナ戦争に参加したことで、ウズベキスタンに戻ってから有罪判決を受けた事例も複数判明していると書かれている。具体的には、2025年1月に、ロシア軍と契約してバフムート近郊で戦闘に参加したウズベキスタン国民が4年2か月の禁固刑を言い渡されたこと、また2024年12月に、22歳の住民が執行猶予付きで懲役5年の判決を受け、同年9月にはロシアの傭兵集団「ヴァグネル」に参加したウズベキスタン人がウズベキスタンで4年間の禁固刑を言い渡されたと報告されている。