ロシアに停戦の準備があるなら、大規模攻撃を止めるはず=ゼレンシキー宇大統領

ウクライナのゼレンシキー大統領は24日、ロシアに停戦の準備があるなら、同国は大規模攻撃を止めるはずだと発言した。

ゼレンシキー大統領がプレトリア訪問時のラマポーザ南ア大統領との共同記者会見の際に発言した

ゼレンシキー氏は、「ロシアが停戦の準備があると話ているなら、彼らはウクライナへの大規模攻撃を止めなければならない。なぜなら、(中略)忍耐が尽きそうなのはウクライナ人だからだ。なぜなら、攻撃を受けているのは、他でもない、私たちだからだ。私は、誰にもそのことを祈念することはないが、しかし、私たちはロシアのミサイル攻撃を受けている」と発言した。

また同氏は、前日のロンドンでの協議の主要な議題について「信じて欲しいが、ロンドンでの1番の議題は、戦争をどのように止めるか、(中略)プーチンをどのように止めるかだった」と発言した。

これに先立ち、23日夜から24日朝にかけて、ロシア軍は、キーウをはじめとしたウクライナ全土への大規模複合攻撃を実施した。キーウでは、8名の死者が出ている。

クリメンコ内務相は、今回ロシアの組み合わせ攻撃を受けたのは、キーウ市、キーウ州、ジトーミル州、ドニプロペトロウシク州、ハルキウ州、ポルタヴァ州、フメリニツィキー州、スーミ州、ザポリッジャ州だと伝えている。