ロシア軍、ウクライナ南部や東部を空爆 死傷者あり
ウクライナへの全面侵略を続けるロシア軍は、22日日中に南部のザポリッジャ、東部のハルキウやクプヤンシクを空爆や無人機での攻撃を行った。各地で死傷者が出ている。
南部ザポリッジャへの空爆につき、フェドロウ・ザポリッジャ州軍行政府長官は、テレグラム・チャンネルにて、同市の住宅密集地に着弾があり、集合住宅が複数部分的に破壊され、1名が死亡し、22名が負傷したことが判明していると伝えた。
フェドロウ氏は、「1名が死亡、22名が負傷。ザポリッジャへの敵の攻撃による被害者数が増加した」と書き込んだ。
また、負傷者の内3名は児童で、皆病院へ搬送されたという。
国家非常事態庁ザポリッジャ州広報室は、テレグラム・チャンネルにて、密集住宅地に着弾があり、9階建ての集合住宅と教育機関が複数部分的に破壊され、また自動車が炎上したと伝えた。
現在、破損した建物からの住民の避難が行われており、救助隊が火災の消火を行い、捜索救助作業が続いているという。
東部ハルキウ州のシニェフボウ州軍行政府長官は、テレグラム・チャンネルにて、無人機がハルキウ市に着弾したとし、「敵のハルキウへの攻撃による被害者は4名に増加した。医療班が全ての必要な支援を施している」と報告した。
ハルキウ市のテレホウ市長は、テレグラム・チャンネルにて、攻撃はロシア軍の無人機により12回行われたと伝えた。
さらに、東部ハルキウ州クプヤンシクへの空爆につき、国家非常事態庁は、テレグラム・チャンネルにて、同市では7名が負傷したと報告した。
報告には、「ロシア軍航空機がクプヤンシク市へ大規模な攻撃を実施し、民間人負傷者がでている。暫定情報で、空爆の爆発により、4名が負傷した」と書かれている。また、シニェフボウ・ハルキウ州軍行政府長官は、テレグラム・チャンネルにて、クプヤンシク空爆の被害者数は7名に増加したと報告した。
国家非常事態庁は、今回の攻撃で、火災が3件発生し、民間経済施設が炎上した他、民家14軒と複数の建物が破壊されと報告した。