現在ウクライナの多くの地域へ無人機攻撃が行われている=ゼレンシキー宇大統領

ウクライナのゼレンシキー大統領は18日夜、現時点でウクライナの多くの地域にて、ロシアが本当は何を必要としているかがわかる音が聞こえているとし、ロシア軍の発射した自爆型無人機が約40機の飛来してきており、防空システムが稼働していると伝えた。

ゼレンシキー大統領がテレグラム・チャンネルで伝えた

ゼレンシキー氏は、「現在多くの地域で、ロシアが実際は何を必要としているかが、そのまま聞こえる。約40機の『シャヘド』が私たちの空を飛んでおり、防空が稼働している。残念ながら着弾もあるし、それは民間インフラに対してだ。『シャヘド』は、スーミの病院に直撃し、ドネツィク州の町々へも攻撃があるし、今この瞬間キーウ方面、ジトーミル州、スーミ州、チェルニヒウ州、ポルタヴァ州、ハルキウ州、キロヴォフラード州、ドニプロペトロウシク州、チェルカーシ州の空でも攻撃型無人機が飛んでいる」と伝えた。

そして同氏は、正にこのようなロシアの夜間攻撃こそがウクライナのエネルギー施設、インフラ、ウクライナ国民の当たり前の生活を破壊しているのだと強調した。そして同氏は、今夜も例外とはならなかったとし、その事実は、平和のためにはロシアにさらに圧力をかけなければならないことを示すものだと指摘した。

同氏はまた、同日プーチン氏が完全停戦の提案を実質的に拒否したことを喚起し、「世界がその返答として、プーチンの戦争長引かせのいかなる試みも拒否することが正しいだろう」と指摘した。

その際同氏は、対露制裁、対ウクライナ支援、自由世界の同盟国の強化、安全の保証のための作業を挙げた。そして同氏は、「ロシアによる、この戦争を終わらせたいという願望の証明となる、本当の民間インフラへの攻撃停止だけが、平和を近付かせることができる」と強調した。