ロシア軍、ミサイル・無人機でウクライナを再び大規模攻撃 261点中134点撃墜

ウクライナへの全面侵略を続けるロシア軍は、6日夜から7日朝にかけて、同国に対してミサイル67弾、無人機194機による大規模攻撃を行った。これに対して、ウクライナ防衛戦力は、ミサイルを34弾、無人機を100機撃墜した。

ウクライナ空軍がテレグラム・チャンネルで報告した

空軍は、7日未明にかけての夜間、ロシア軍は空中発射型、地上発射型、海上発射型の様々な型のミサイルを組み合わせてウクライナの重要インフラ施設に対する攻撃を行ったと伝え、その際の主要な標的はウクライナの天然ガス採掘施設だったと指摘した。

暫定情報では、空軍のレーダー部隊は、以下のとおり、ミサイル67弾、無人機194機を探知し、追跡したという。

・巡航ミサイル「Kh101/Kh55sm」35弾

・巡航ミサイル「カリブル」8弾

・弾道ミサイル「イスカンデルM/KN23」3弾

・地上発射型誘導ミサイル「S300」4弾

・空中発射型誘導ミサイル「Kh59/69」8弾

・自爆型無人機「シャヘド」及び自爆型模倣機194機

この内、7日10時の時点で、以下のとおり134点が撃墜されたという。

・「Kh101/Kh55sm」25弾

・「カリブル」8弾

・「Kh59/69」1弾

・無人機100機

その他、ミサイル最大10弾は目標に到達しなかったという。

また、模倣機86機は飛翔中に消失。被害は出ていないとのこと。

空軍はまた、今回の大規模空撃の際に、ウクライナ空軍保有の仏製戦闘機「ミラージュ2000」が初めて迎撃戦に参加したと報告した。

空軍は、「敵の空撃は、地対空ミサイル部隊、電子戦機器、空軍と防衛戦力の移動射撃班が撃退。また、航空機『F16』と『ミラージュ2000』をはじめとする戦闘機も参加した」と伝えた。

その際空軍は、仏製「ミラージュ2000」は1か月前にウクライナに到着したばかりで、今回初めて迎撃戦に参加したと指摘した。

写真:X/French Aid to Ukraine