「新しい武器が届いたら東部でロシアの攻勢を止める」ゼレンシキー大統領

ウクライナのゼレンシキー大統領は9日、米国が採択した支援をはじめ、新たな武器がウクライナに届いたら、ウクライナの防衛戦力はロシアの攻勢を止めると発言した。

ゼレンシキー大統領がキーウを訪問したメツォラ欧州議会議長との共同記者会見の際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ゼレンシキー氏は、「ええ、供給はあるが、(編集注:米議会により)採択された量ではない。それが届き次第、私たちは東部で彼らのイニシアティブを止める」と発言した。

また同氏は、ロシアはウクライナ側の武器不足を利用しながら、南部と東部で自軍を拡大していると発言した。

同時に同氏は、ウクライナが得ている情報では、敵は「彼らが思っているほどに、全てがうまく行っているわけではない」とも指摘した。

米国の軍事支援に関して、同氏は、約束された兵器がウクライナに届くまでには、数週間、数か月かかると発言した。

同時に同氏は、生産量の増えた国産武器がウクライナの防衛戦力が耐えるのに役立っているとも発言した。同氏は、国産榴弾砲、国産砲弾、無人機、対戦車ミサイル「ストゥフナ」「コルサル」を挙げた。

その他同氏は、軍人の交代もすでに行われているとしつつ、「後退する旅団の代わりには、装備の整った旅団が入っていかねばならない」とも指摘した。