4月にロシアはウクライナ東部での襲撃回数を増やしたが、大きな成果は得られず=英国防省

4月、ロシア軍は、ウクライナ東部での攻撃烈度を前月比で17%高めており、その内の4分の3以上は前線のアウジーウカ、チャシウ・ヤル、マルインカの方面で行われている。

英国防省が情報機関の情報を参照した上で、ソーシャルメディア「X」アカウントで報告した

報告には、とりわけチャシウ・ヤル周辺での攻撃は3月から4月にかけて200%増加しているとある。そして、それがロシアによるバフムートの西の高地に位置するチャシウ・ヤルを制圧する試みの再開を反映したものであることはまず間違いないと指摘されている。

同時に、英国防省は、その方面での攻撃件数が著しく増加したにもかかわらず、4月を通じてロシアはそこで重要ではない戦術的戦果しか上げられておらず、同時に著しい損耗を出したことはまず間違いないと報告している。

これに先立ち、ウクライナのシルシキー軍総司令官は4月14日、ロシア軍司令部は5月9日までにウクライナ東部ドネツィク州チャシウ・ヤルを制圧する課題を軍に出したと発言していた