ロシアは西側武器を心配するならウクライナから軍を撤退させれば良い=米政権

米国のカービー米ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)戦略広報調整官は6日、ロシアは、西側諸国からのウクライナへの軍事支援が強化されて、自国の兵の損耗が増えることを避けたいのであれば、戦争を止めて、ウクライナから軍を撤退させるべきだと発表した。

カービーNSC戦略広報調整官が声明を発出した。

カービー氏は、「もしプーチンとロシア高官がウクライナにおいて、他国の武器の攻撃を受ける自国軍のことを心配するならば、最善の対応手段は、シンプルに自国軍を集めて立ち去ることである」と発言した。

同氏の発言は、キャメロン英外相が英国がウクライナに与えた武器をロシア領の標的に使う権利があると発言したことを受けて、ロシアが英国の軍事標的を攻撃する可能性を示唆して脅迫した件にコメントしたもの。なお、ロシアは、戦術核兵器を使った演習の実施も発表している。

また米国務省のミラー報道官は6日、米国は、ロシアが対ウクライナ戦争で核兵器を使用する脅威を示し得るような兆候は目にしていないと発言した。