ウクライナ軍、露スタヴロポリ地方で爆撃機「Tu22M3」を撃墜

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ウクライナのオレシチューク空軍司令官は19日、ウクライナ空軍地対空ミサイル部隊が国防省情報総局と連携して、ロシア軍の長距離戦略爆撃機Tu22M3を撃墜したと報告した。

オレシチューク空軍司令官がテレグラム・チャンネルで報告した

また同氏は、19日未明、ロシア侵略軍はウクライナに対して、複数種のミサイルと自爆型無人機による統合攻撃を実施したとし、以下のとおり22弾のミサイルと14機の無人機を発射したと伝えた。

・巡航ミサイル「Kh101/Kh555」2弾(露リャザンのTu95MSから発射)

・自爆型無人機「シャヘド131/136」14機(露プリモルスコ=アフタルスク、クルスク州から発射)

・航空誘導ミサイル「Kh59/Kh69」12弾(露クルスク州、アゾフ海から発射)

・巡航ミサイル「イスカンデルK」(被占領下クリミアから発射)

・巡航ミサイル「Kh22」6弾(黒海・アゾフ海の長距離戦略爆撃機Tu22M3から発射)

この内撃墜したのは以下のとおり。

・巡航ミサイル「Kh101/Kh555」2弾

・自爆型無人機「シャヘド131/136」14機

・航空誘導ミサイル「Kh59/Kh69」11弾

・巡航ミサイル「Kh22」2弾

また、オレシチューク氏は、ウクライナ空軍の地対空ミサイル部隊が情報総局との連携で初めて巡航ミサイル「Kh22」を搭載し、ウクライナの町々を攻撃していた長距離戦略爆撃機「Tu22M3」を破壊したと伝えた。また、今回のロシア軍の攻撃で、「Kh22」2弾を初めて撃墜したとも報告している。

その上で同氏は、「ロシアのテロから前線隣接地域をよりよく守るために、ウクライナには、より多くの手段、より多くのミサイルが必要だ」と強調した。

その他、ウクライナ陸軍は同日、フェイスブック・アカウントで、「Tu22M3」が上空から落下している動画を公開した

陸軍は、「瞬間的な業の実現だ。夜間にミサイルを投下していたロシア宇宙航空軍の『Tu22M3』がスタヴロポリ地方で撃墜した。操縦士は残念ながら生き残った」と報告した。