ロシア軍、ウクライナ中部の主要火力発電所を破壊

11日未明のロシア軍によるミサイル・無人機攻撃により、ウクライナ中部の主要な火力発電所「トリピッリャ火力発電所」が破壊され、電力事業者「ツェントルエネルホ」は全ての発電能力を失った。

ツェントルエネルホ社が発表した。

同社は、「今日の大規模攻撃により、ロシア軍は、キーウ州のトリピッリャ火力発電所を完全に破壊した」と伝えた。

また、発表によれば、着弾によりタービン施設で大規模な火災が発生。現在、消火活動が続いているという。

同社のホタ監査委員会委員長は、「攻撃の際に当番だった全ての従業員は生きている」と伝えた。

そして、これまでにズミーウ火力発電所(ハルキウ州)が破壊されており、ヴフレヒルシク火力発電所(ドネツィク州)が被占領下にあること、そして今回の破壊により、ツェントロエネルホ社は、全ての発電能力を失ったという。

これに先立ち、ウクライナへの全面侵略戦争を続けるロシア軍は、11日未明再び同国の電力インフラを狙ってミサイル・自爆型無人機による大規模な攻撃を行っていた。

写真:クリメンコ内務相