ウクライナ防衛戦力、南部ザポリッジャ州で防衛線構築

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ウクライナ南部ザポリッジャ州の前線に沿って、ウクライナ防衛戦力による防衛線の構築が続いている。

ウクライナ軍人がウクルインフォルムの記者に構築中の防衛線の1つを紹介した。

コードネーム「ジュラヴェリ(鶴)」の男性軍人は、「建築業者は全ての規範を守っており、構築は定められた予定通り進んでいる。全ての建設物が自らの課題を最大限効率的にこなせるよう、全てが最大限良質に築かれている」と発言した。

また同氏は、構築を請け負った業者と協議を行いながら作業が進められているとし、「なぜなら、彼らは民間人で、これまではこのような仕事は扱ったことがないからだ」と指摘した。

ザポリッジャ州における防衛施設の構築 写真:ドミトロー・スモリイェンコ/ウクルインフォルム

構築は昼夜問わず行われており、防衛線はNATOの基準に近いものだと説明された。軍人たちは、前線に位置する全てのインフラが防護されねばならないと述べ、例えば、銃撃陣地は追加防護としてスラット装甲で覆われ、その周りはガビオンが組まれるという。

請負業者は現在、人員のためのコンクリートの「カプセル」や射撃陣地を構築しており、塹壕、対戦車溝や「竜の歯」と呼ばれる防御用障害物の設置を行っていると説明された。