シルシキー宇軍総司令官とウメロウ国防相、東部前線の部隊拠点視察

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ウクライナのシルシキー軍総司令官は、ウメロウ国防相とともに同国東部のロシア軍の激しい攻勢が続くアウジーウカ方面とクプヤンシク方面を視察した上で、部隊の戦闘能力向上を目的とする複数の重要な決定を採択したと発表した。

シルシキー総司令官がテレグラム・チャンネルにて伝えた

シルシキー氏は、「ルステム・ウメロウ宇国防相とアウジーウカ方面とクプヤンシク方面の防衛を維持する軍部隊・分隊の元へと実務訪問を実施した」と書き込んだ。

同氏はまた、作戦状況は極めて困難で緊迫しているとし、「ロシア占領軍は、自らの努力を増し続けており、兵員の面で数の優位を有している。損耗を数えることなく、『肉の襲撃』戦術を行使し続けている。アウジーウカ方面だけで、過去24時間、ウクライナ防衛戦力は、ロシア占領者の29回の襲撃を撃退した」と報告した。

さらに同氏は、「敵は活発に航空機を使い、航空誘導爆弾による攻撃を加え、私たちの陣地に迫撃砲・榴弾砲による激しい攻撃を行っている」と伝えた。

そして同氏は、「ウクライナ国防相とともに、現場で直接、極めて困難な条件下で防衛行動を遂行する旅団、戦術グループ、集団の指揮官の話を聞いた。私たちの軍人の現存のリソースとニーズを共同で分析した」と書き込んだ。

同氏は、その結果、部隊の戦闘能力向上を目的とする複数の重要な決定を採択したと伝えた。そして、「私たちは、敵の私たちの領土の深部への進攻を防ぎ、現在の陣地を維持するために、あらゆる可能なことを行っている。困難な状況にあっても、ウクライナ防衛戦力は、敵に甚大な損耗をもたらしている」と強調した。

同時に同氏は、「私たちの損耗を最小化し、私たちの戦士の命を守るためのあらゆる可能な方策をとっている」と明言した。