ウクライナはプーチンとの間で紛争の凍結に絶対に同意しない=宇政権幹部

ウクライナのイェルマーク大統領府長官は、ウクライナ国民は自らの領土を解放するまで止まらず、ロシアとの間で紛争の凍結に同意することはないと発言した。

イェルマーク大統領府長官が仏ル・フィガロ紙へのインタビュー時に発言した

イェルマーク氏は、「防衛的立場への移行は、よく紛争の凍結をもたらす。私たちはそれを2014年から見てきた。私たちは、ウラジーミル・プーチンとの間で紛争の凍結には絶対に同意しない。(編集注:ウクライナ側の)決定は、止まることではなく、現実主義者であること、強くなること、私たちのパートナーと一緒にあること、止まらないことである」と発言した。

また同氏は、ウクライナの攻勢に向けた準備に関して、それはウクライナへの現代的武器の供給をはじめとし、様々なことに左右されるものだと指摘した。

その他同氏は、「私たちは、動員法の作業をしている。他方でロシアは、新たな軍を動員し、ミサイル攻撃の規模を拡大し、他の国で武器を買っている。私たちが本当に必要としているのは、より多くの武器である。現代的で、長射程の武器だ」と発言した。

同氏はさらに、敵には空での優位があるとし、またウクライナには弾薬、長射程ミサイルシステム、対地雷装備品が不足していると発言した。そして、「これら全てにつき私たちはパートナーたちと作業をしており、私たちは彼らに非常に感謝している。ウクライナ人は、私たちの友人が行ってくれていることを決して忘れない」と伝えた。

なお、ゼレンシキー宇大統領はじめ、ウクライナ政権幹部はこれまでも、「紛争の凍結」には同意しないと繰り返し主張してきている。