露軍ミサイル攻撃の死傷者増加 キーウの死者は7人に

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29日未明から朝にかけてのロシア軍のウクライナに対する大規模ミサイル攻撃の際に同国首都キーウで死亡した市民の数は7人に上った。

クリチコ・キーウ市長がテレグラム・チャンネルで伝えた

クリチコ氏は、「過去数時間でさらに3人の遺体がシェウチェンキウシキー地区の倉庫の瓦礫の下から引き上げられた。首都への朝の攻撃による死者数は7人に上った」と書き込んだ。

西部リヴィウ州では、コジツィキー・リヴィウ州軍行政府がテレグラム・チャンネルにて、リヴィウ市の犠牲者は30人に上ったと報告した

コジツィキー氏は、「敵のミサイル攻撃によるリヴィウの犠牲者数の最新情報だ。負傷者は30人、その内3名が児童だ。16名が病院へ搬送された」と書き込んだ。

中部チェルカーシ州では、タブレツ・州軍行政府長官がテレグラム・チャンネルにて、同州のスミーラで敵のミサイルが住宅地に着弾し、6名が負傷したと報告した

タブレツ氏は、「スミーラについて。2023年12月29日。敵の攻撃により住宅地にミサイル着弾がある。暫定情報で、12軒の建物が損傷。現時点で、6名が負傷している」と書き込んだ。

北部スーミ州では、セメニヒン・コノトプ市長がフェイスブック・アカウントにて、敵のコノトプ市への攻撃により民間人が4名負傷し、多くの住宅や行政庁舎が損傷したと報告した

同時に同氏は、住民に死者は出ていないとし、「最も重要なことは、皆生きていることだ。4名が負傷。割れたガラスによるものだ」と伝えた。

これに先立ち、全面侵略を続けるロシア軍の29日未明から朝にかけてウクライナに対して大規模なミサイル攻撃を行った。死者数は、ドニプロで6名、ザポリッジャで6名、オデーサで4名。

暫定評価では、今回ロシア軍は、ウクライナに対してミサイルと無人機を合計158点発射したという。