ウクライナに投降したロシア軍パイロット、同僚にも投降を呼びかけ

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8月にウクライナ軍に投降したロシア軍の航空機操縦士であるマクシム・クジミノフ氏は、ロシア軍の同僚に対して同様に投降するよう呼びかけた。

クジミノフ氏が、ウクライナ国防省傘下情報総局の協力の下で制作され、3日にTSNにてテレビ放映されたドキュメンタリー番組「ロシアの墜落パイロット」の中で発言した

クジミノフ氏は、「同様の行動をとっても、後悔することは全くないだろう。あなたは、生涯、安全を確保される。あなたは、どんな職を望んでも、あらゆるところで仕事を提案される。あなたは、この精彩な世界に自分を開くだけで良いのだ」と発言した。

また同氏は、ウクライナのこの戦争における勝利は時間の問題に過ぎないとし、自分自身、ロシアの戦争犯罪に加わりたくはなかったと発言した。

さらに同氏は、8月の特殊作戦時には軍用ヘリで、ウクライナ情報総局が安全を確保したルートで国境を超えて飛行したと伝えた。その時、ヘリは低空飛行で通信を遮断していたとも発言した。

その他同氏は、同作戦終了時、クジミノフ氏は負傷したが、適時治療を施されたと発言した。

これに先立ち、8月23日、ブダーノフ情報総局局長は、ロシア軍の乗員を載せた軍用ヘリMi8をウクライナに飛来させ、ウクライナ軍に降伏させるという特殊作戦が完了したことを認めていた。