ロシア軍、ウクライナ南部オデーサ州と東部ドネツィク州をミサイル攻撃 民間人6名死亡

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ウクライナへの侵略戦争を続けるロシア軍は、14日未明に同国を再びミサイルと自爆型無人機で攻撃した。南部オデーサでは、ミサイルが民間施設に着弾、現時点で民間人が3名死亡、6名が負傷が判明しており、また瓦礫の下に人が残っている可能性がある。

ウクライナ内務省がテレグラム・チャンネルで伝えた

発表には、「14日へ向かう夜間、ロシア占領軍は4弾のミサイル『カリブル』にてオデーサの民間インフラを狙った。ビジネスセンター、教育施設、住宅街、飲食店、店が損傷。6名が負傷した。また、交易ネットワークの1つの倉庫に着弾がある。ロシア軍は、1000平方メートルの破壊、400平方メートルの火災を起こした。3名が死亡、7名が負傷した」と書かれている。

現在、瓦礫の除去が行われており、瓦礫の下に人がいる可能性があると伝えられている。

また、東部ドネツィク州のキリレンコ州軍行政府長官は、フェイスブック・アカウントにて、14日朝に、ロシア軍が同州のクラマトルシクとコスチャンティニウカをミサイルで攻撃したと報告した

キリレンコ氏は、「3名死亡、3名負傷。これがドネツィク州の朝の砲撃の結果の民間人の間の暫定犠牲者数だ。露シスト(編集注:ロシア+ファシストの造語)は、明け方の朝5時に、クラマトルシクとコスチャンティニウカをミサイルで狙った。クラマトルシクで2名が死亡、1名が負傷、コスチャンティニウカで1名が死亡、1名が負傷した」と伝えた。

クラマトルシクでは、ミサイルが市内民間セクターに着弾し、少なくとも5軒の民間の建物が完全に破壊、約20軒が損傷したとし、コスチャンティニウカでは2軒が破壊、55軒が損傷したという。

ウクライナ空軍は、テレグラム・チャンネルにて、ロシア軍の巡航ミサイル3弾、自爆型無人機9機を撃墜したと報告した

発表によれば、ロシア軍は黒海海上から4弾の巡航ミサイル「カリブル」でオデーサ州を攻撃し、この内3弾は撃墜したが、1弾が民間施設に着弾したという。

また、ロシア軍は、アゾフ海東部沿岸から、10機のイラン製自爆型無人機「シャヘド136/131」を発射。この内9機が撃墜されたと報告された。

その他、露ロストフ州の中距離爆撃機Tu22M3から6弾の巡航ミサイル「Kh22」がドネツィク州に向けて発射されたとし、被害については確認中だと書かれている。