ゼレンシキー宇大統領、リャビキン前戦略産業問題相を駐中ウクライナ大使に任命

ウクライナのゼレンシキー大統領は26日、パウロ・リャビキン前戦略産業問題相(2021〜2023年)を駐中ウクライナ大使に任命した。

4月26日付関連大統領令第239/2023が大統領府ウェブサイトに掲載された

大統領令には、「パウロ・リャビキン氏を駐中ウクライナ特命全権大使に任命する」と書かれている。

これに先立ち、同日、ゼレンシキー大統領は習中国国家主席と電話会談を行っていた。ゼレンシキー氏は、電話会談後に「駐中ウクライナ大使の任命が私たちの二国間系の発展を協力に後押しすることになると信じている」とツイッター・アカウントに書き込んでいた。

パウロ・リャビキン氏は、2021年11月から2023年3月20日まで、戦略産業問題相を務めていた人物

パウロ・リャビキン氏

それ以前、同氏は、2020年11月から1年間は国家会計庁長官を務めていた。また、ボリスピリ国際空港総裁(2017〜2020)、キーウ市行政府副長官(2014〜2015)、駐デンマーク・ウクライナ大使(2009〜2010)、輸送・通信省次官(2005〜2006)、最高会議議員(2000〜2005)を務めた経験もある。

なお、前任のカミシェウ駐中ウクライナ大使が2021年に死亡して以降、駐中ウクライナ大使は後任が任命されていなかった。