米国、中国提案の和平計画の問題指摘 「即時停戦は露によるウクライナ領奪取を確定してしまう」

米国のカービー・ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)戦略広報調整官は16日、中国が「ウクライナにおける平和達成」のために発表した提案の1つは、双方が即時に停戦し、合意に向けた協議を始めるというものだが、それはロシアの戦果を認めるものであり、国連憲章の定める原則に反していると指摘した。

カービー調整官がオンライン記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

カービー氏は、「皆が(中国の)12項目の計画を見たであろうし、それは大きな話題となった。同計画は停戦を呼びかけている」と発言した。

また同氏は、同計画は一方では完全に賢明なように聞こえるが、他方で、単に即時停戦するということは、実質的にはロシア軍によるウクライナ領の奪取を確定してしまうことになると指摘した。

同氏は、「実質的に、それは隣国の領土を力で奪取するというロシアのあらゆる試みにおいて、ロシアの戦果を認めることになるのだ。加えて、それはロシア軍が主権あるウクライナの領土の占領の継続を許すことになる。そのため、私たちは、単なる即時停戦は、国連憲章のさらなる侵害を意味し得ると考えている」と発言した。

さらに同氏は、実質的にロシアはそのような停戦による一時停止の期間を自らの軍事的立場を強化し、戦力を再生し、さらなる侵攻の準備を行うために利用することができてしまうと強調した。