ロシア軍、ウクライナ南部オチャキウを砲撃=各地被害

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ウクライナへの侵略戦争を続けるロシア軍は12日、同国南部ミコライウ州のオチャキウを砲撃した。結果、民家や集合住宅が損傷している。

キム・ミコライウ州軍行政府長官がテレグラム・チャンネルにて報告した

キム氏は、「今日、3月12日、0時45分から0時49分にかけて、敵がオチャキウ共同体オチャキウ市へと火砲砲撃を行った。車両が燃え、民家、集合住宅が損傷した」と報告し、他方で犠牲者は出ていないと伝えた。

11日、ウクライナの検事総局は、テレグラム・チャンネルにて、ロシア軍が東部ドネツィク州を砲撃し、住民1名が死亡、4名が負傷したと報告した。

発表には、ロシア軍は、榴弾砲と多連装ロケット砲システム「ウラガン」でコスチャンティニウカ、ミコライウカ、マクシミリヤニウカを砲撃したと書かれている。死亡したのは52歳の男性。

同日、東部のシニェフボウ・ハルキウ州軍行政府長官が、テレビ番組出演時に同州クプヤンシク地区では、激しい戦闘が生じており、住民の義務的避難が続いていると報告した。

シニェフボウ氏は、「クプヤンシク方面は前線に位置し、敵が私たち部隊の陣地を常に攻撃しており、現在最も緊迫している。そのため、私たちは、義務的避難を発表し、住民にそのことを説明している」と伝えた。

同氏はまた、敵は毎日クプヤンシク共同体を砲撃しており、現時点で子供のいる家族や移動の困難な住民を中心に民間人避難が継続していると発言した。

なお、12日9時時点の各地軍行政府の報告によれば、過去24時間でウクライナの8地域でロシア軍の攻撃が確認されたという。