キーウ、ハルキウ、ザポリッジャへの露軍ミサイル攻撃による犠牲者なし=地方自治体

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キーウ市軍行政府は、14日朝のロシア軍による同市へのミサイル攻撃の被害状況を発表した。

キーウ市軍行政府がテレグラム・チャンネルに今回の攻撃の総括情報を掲載した

発表には、「11時30分時点。情報確認中。インフラ施設への着弾あり。決定的な破壊や炎上なし。全ての緊急機関が現場で作業している。犠牲者は出ていない」と書かれている。

より具体的には、キーウ市ホロシーウシキー地区にて、ミサイルの破片で金属製の倉庫が20平方メートルにわたり炎上し、ガレージの屋根が損傷。犠牲者は出なかったという。

また、ダルニツィキー地区では、ミサイルの破片により2台の車両が損傷。こちらも犠牲者は出ていないとのこと。

ダルニツィキー地区で損傷した車両 写真:キーウ市軍行政府(テレグラム

その他、ティモシェンコ宇大統領府副長官は、テレグラム・チャンネルにて、朝のミサイル攻撃がキーウ州コピリウ村の住宅に着弾したと報告した

ティモシェンコ氏は、「ミサイル攻撃の際、住宅への着弾が確認された。地元住民の建物の窓が割れた。暫定情報では犠牲者は出ていない!」と書き込んだ。

クレーバ・キーウ州軍行政府長官は、テレグラム・チャンネルにて、キーウ州ではミサイル攻撃にて18軒の民家が損傷したとし、屋根や窓に被害が出ていると伝えた。また重要インフラ施設で発生した火災は鎮火されたとも報告した

また、同日朝、東部ハルキウ市のテレホウ市長は、テレグラム・チャンネルロシア軍がS-300のミサイルで同市を攻撃したと伝えた

テレホウ氏は、「朝のハルキウ攻撃。暫定情報では、S-300のミサイル4弾が産業地区に飛来した。インフラが狙われた。犠牲者・破壊については確認中」と伝えた。

南部ザポリッジャ州では、スタルフ州軍行政府長官が、テレグラム・チャンネルにて、同日朝にザポリッジャ市がミサイル攻撃を受けたと報告した

スタルフ氏は、「今朝、敵は、私たちの州の自由な大地を再び攻撃した。ザポリッジャで1企業の敷地へと落下したミサイルにより、破壊が生じた」としつつ、犠牲者は出ていないと伝えた。

また同氏は、同州オリヒウも榴弾砲砲撃を受け、3軒の建物が破壊されたと伝えた。