オデーサ州の電力供給、部分的に復旧 州内2港は積載作業を再開

ウクライナのゼレンシキー大統領は11日、同日夜の段階で同国南部のオデーサ市とオデーサ州その他の自治体における電力供給は部分的に復旧することができたと報告した。

ゼレンシキー大統領が動画メッセージで発言した

ゼレンシキー氏は、「私たちの国の南部で復旧作業が続いている。オデーサ州に光を取り戻すためにあらゆることを行っている。現時点でオデーサ市とその他の同州の町、地区では、部分的に供給を復旧させることができている。ロシアの着弾後の条件にて、可能な範囲の最大限まで到達するべくあらゆることを行っている」と発言した。

同時に同氏は、それでも現時点でオデーサ州がウクライナ全地域の中で最も停電が多いと指摘した。

同時に12日、ヴォストリコウ・ウクライナ海洋港運営局局長は、オデーサ州のピウデンニー港とチョルノモルシク港はすでに食料出荷作業を再開したと発表した。海洋港運営局がヴォストリコウ氏の発言を伝えた

ヴォストリコウ氏は、「敵の電力インフラ施設への攻撃は、重要インフラ施設への送電を完全に停止させた。オデーサ港とピウデンニー港は、積載作業ができなくなっていたし、チョルノモルシク港も部分的にしか作業ができなくなっていた。現時点では、7日間24時間作業をしている電力事業者のおかげで、電力供給は部分的に復旧している。また、代替的な電力源も使用されている。ピウデンニー港とチョルノモルシク港は、積載業務を行っている。オデーサ港は、残念ながらまだ行えていない」と報告した。

同氏は、今後状況がどのように展開するかは予想が難しいと指摘した。

同時に同氏は、「ロシアは、その前も、ボスポラスでの臨検で問題を作り出して、輸出を妨害してきた」としつつ、電力不足は輸出にさらにブレーキをかけるものだと伝えた。

これに先立ち、これに先立ち、オデーサ州では、10日未明のロシア軍の無人機による電力インフラ攻撃の後、州内広範囲にわたる停電が発生していた