ロシア軍、10日未明にオデーサ州を無人機で攻撃

ウクライナへの侵略戦争を続けるロシア軍は10日未明、同国南部オデーサ州の電力インフラを無人機を用いて攻撃した。

ブラッチューク・オデーサ州軍行政府報道官がテレグラム・チャンネルにて伝えた

ブラッチューク氏は、「未明、敵はオデーサ州の電力インフラを攻撃した。救助活動が続いている」と伝えた。

同氏はまた、防空部隊は攻撃に使われた自爆型無人機の内2機を撃墜したと指摘した。

また、ウクライナ軍南部作戦司令部「ピウデン」は、フェイスブック・アカウントにて、敵はオデーサ州の電力インフラに著しい破壊をもたらし、何千人の消費者が停電被害に遭っていると報告した

ティモシェンコ大統領府副長官は、テレグラム・チャンネルにて、オデーサ市はロシア軍の無人機攻撃にて困難な状況に陥っていると伝えた

ティモシェンコ氏は、今週オデーサの電力供給はほぼ完全に復旧できていたが、10日未明の敵の攻撃を受けたことにより、現時点でオデーサ全体が停電に陥っていると指摘した。現在、重要インフラである病院、産科病院、ボイラー施設、給水場へのみ送電しているという。

さらに同氏は、状況は困難であるが、コントロール下にあるとしつつ、「復旧作業は、通常よりも多くの時間を必要とする」と伝えた。また同氏は、「理解を持って状況と向き合って欲しい。政権と公共企業従業員は24時間体制で働いている。私はもう破壊されたものの復旧にあたっている」と書き込んだ。また同氏は、オデーサ市、オデーサ州内では充電や暖の取れる「不屈ポイント」が稼働していると喚起した。