ロシア軍、ウクライナ全土を再びミサイル攻撃 複数地域で緊急停電発生

写真

ウクライナへの侵略を続けるロシア軍は5日、再びウクライナ各地への大規模ミサイル攻撃を行っている。

ウクライナのティモシェンコ大統領府副長官は、テレグラム・チャンネルにて、南部ザポリッジャ州ノヴォソフィーウカ村にて複数の民間の建物が破壊され、民間人2名が死亡、3名が負傷したとし、負傷者には1歳10ヶ月の子供も含まれると伝えた。

キーウ州では、クレーバ州軍行政府長官が、テレグラム・チャンネルにて、「州内で防空システムが稼働している。シェルターや安全な場所に残ってくれ。危険度が高まっている。ミサイルは州の方向へ向かっている」と書き込んだ

またニェビトウ・キーウ州警察長官は、テレグラム・チャンネルにて、「キーウ州の1地区の上空で敵のミサイルを撃墜した。防空部隊の効果的な活動に感謝する」と書き込んだ。

ティモシェンコ大統領府副長官はまた、オデーサ州の情報として、「ロシアの攻撃で2つのインフラ施設が損傷した。1名が病院に運ばれた」と伝えた

また、南部ドニプロペトロウシク州クリヴィー・リフ北部スーミ州、中部キロヴォフラード州クロピウニツィキーでは、緊急停電が生じていると報告されている。

イフナト・ウクライナ空軍司令部報道官は、テレビ番組に出演した際に、「ロシア連邦は、10月10日に始めたことを続けている。つまり、何よりも重要インフラ施設を攻撃することの継続だ。私たちは、戦略爆撃機が出撃したのを見ており、すでにミサイルの第一波が始まった。波はいくつかある可能性がある。ウクライナ全土にミサイルを拡散させ、私たちの防空活動をいくらか撹乱させるべく、これまで同様、複数回の波状攻撃を行う可能性があるのだ」と発言した。