7日のロシア軍攻撃で死亡したウクライナ民間人21名=各地被害

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10月7日を通じて、ロシア軍の攻撃により死亡したウクライナ民間人は計21名、負傷者は31名だと発表された。

8日、ウクライナのティモシェンコ大統領府副長官がテレグラム・チャンネルにて発表した

発表された地域別の犠牲者数は以下のとおり。

ドニプロペトロウシク州(南部):死者1名、負傷者3名

ドネツィク州(東部):死者15名、負傷者17名

ザポリッジャ州(南部):死者4名、負傷者5名

スーミ州(北部):死者1名

ハルキウ州(東部):負傷者6名

また、8日、東部ドネツィク州警察は、過去24時間で同州15の自治体が攻撃され、23の戦争犯罪事例を確認した、民間人死傷者が出ていると報告した

攻撃を受けた自治体は、アウジーウカ、バフムート、トレツィク、チャシウ・ヤル、コスチャンティニウカ、マルインカ、オチェレティネ、ピウニチネ、ザイツェヴェ、カルリウカ、フェドリウカ、パウリウカ、イェリザヴェチウカ、トルシケ、ノヴォポリ。

また、パウリウカでは、多連装ロケットシステム「グラート」の砲撃により、2006年生まれの児童が死亡したという。

州内では、民家14軒、診療所、幼稚園が破壊された、あるいは損傷したという。

南部ドニプロペトロウシク州ニコポリ地区では、検事総局が、7日のロシア軍攻撃で住民1名が死亡、3名が負傷したと報告した

発表によれば、ロシア軍は、ニコポリ地区チェルヴォノフリホリウカ共同体を砲撃。住民1名が死亡、3名が負傷、民家、経済施設、自動車、電線げ損傷したという。

また、8日未明には、ニコポリ地区のマルハネツ共同体とミロヴェ共同体が砲撃され、民家、経済施設、バス停、電線、送ガス管が損傷したと書かれている。

またレズニチェンコ・ドニプロペトロウシク州軍行政府長官は、ロシア軍は、ニコポリ地区に約80弾の砲撃を行ったと報告した。

国境警備庁は、北部スーミ州とチェルニヒウ州の状況について、7日を通じてロシア領から両州5つの自治体へのの砲撃が確認されたと伝えた

発表には、敵はロシア領からヘリにて約20発のミサイルをスーミ州の国境付近に放ったと書かれている。着弾被害は、ポヌリ、ホチン共同体、ニコライェヴォ=ダリノ、クラスノピッリャで確認。とりわけ、クラスノピッリャ共同体では、建物に火災が発生し、住民1名が死亡したという。チェルニヒウ州では、セミニウカ共同体、ノウホロド=シヴェルシキー共同体、チョルノゼムニー・ホロドク、スノウ共同体への攻撃が確認されたと書かれている。