長い道のりだが、ウクライナはいずれEUの完全な加盟国となるだろう=仏大使

ポンサン駐ウクライナ仏大使は、ウクライナの欧州連合(EU)加盟の道は長く、しばしば痛みを伴うものとなるだろうが、しかし最終的には改革実施のおかげで、全く新しい国となって、加盟が実現するだろうと発言した。

ポンサン仏大使が24日のキーウ安全保障フォーラムによるオンラインディスカッションの際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ポンサン氏は、23日のEU全加盟国によるウクライナへの加盟候補国地位付与の決定は、加盟に向けた道における初めての真剣な一歩だったと指摘した。同氏は、「それはもちろん、ウクライナの行動に左右されていくことだ。しかし、その道は、長く、時々痛みを伴うものとなり、もしかしたら、何らかの失望もあるかもしれない。全ては望むように速やかには起きない。しかし、最終的には、ウクライナはEU加盟国ファミリーの完全な一員となるのだ」と発言した。

同氏はまた、フランスは、ポーランド、スロバキア、チェコといった国がEUに加盟するのを観察してきたのであり、努力すれば結果が出ることを見てきたと指摘した。

さらに同氏は、「ウクライナをポーランドと比較すると、私たちは、ポーランドが2004年からEU加盟国であることを見ている。ウクライナもまた、然るべき改革を履行していけば、EU加盟国となれることを期待しても良い」と発言した。

その上で同氏は、法の支配と裁判改革の重要性に注意を向け、「裁判改革を然るべき形で実行することが非常に重要だ。私は、ウクライナが最終的にEUに加盟した時には、全く別の新しい国となっていると確信している」と強調した。