ロシア軍にヘルソン州の村の再制圧の試みあり 各州砲撃あり=各州行政府報告

ウクライナ東部ルハンシク・ドネツィク州で戦闘が継続。南部ヘルソン州ではロシア軍はウクライナ軍が解放した自治体の再制圧を試みている。また14日未明、複数の州にて敵の砲撃が確認された。

14日8時時点の各州軍行政府の情報にもとづく報告書に書かれている。

ドネツィク州(東部):ウクライナ軍が前線を維持。敵は、火砲、多連装ロケットシステム「グラート」「ウラガン」、ミサイルにて自治体のウクライナ軍配置地点を攻撃。過去24時間、ロシア軍は民間人を2名殺害し、5名を負傷させた。州内は引き続きガス供給停止、部分的に水と電気も止まっている。敵は重要インフラ施設の破壊を継続。住民の避難が続いている。

(編集注:ルハンシク州(東部)の報告は、ハイダイ州軍行政府長官の同日朝の報告とほぼ同じのため省略)

スーミ州(北部):ロシア軍は夜間国境沿いの自治体を多連装ロケットシステム、自走榴弾砲、迫撃砲で(えっ今日)砲撃。現時点の情報では、ポンプ場が損傷。犠牲者なし。

ドニプロペトロウシク州(南部):敵が「ウラガン」にてクリヴィー・リフ地区とシネリニキウ地区を砲撃。住宅が損傷。現時点の情報では犠牲者なし。

ハルキウ州(東部):ハルキウ市は、夜間に砲撃あり、市民1名負傷。州内では、過去24時間、砲撃によりイジューム地区とチュフイウ地区にて4名が負傷。チュフイウ地区には死者1名あり。

ミコライウ州(南部):夜間、インフルカ共同体が砲撃を受ける。犠牲者・損傷なし。ベレズネフヴァテ共同体への砲撃継続。今朝、ロシア軍はクツルブ共同体のパルティネを砲撃。

ヘルソン州(南部):住民からの情報では、緊迫した状況が継続。侵略者たちは砲撃を続け、失われた拠点を取り戻し、ウクライナ軍が解放した村を再制圧しようとしているという。ベルシラウ地区全体で厳しい状況が続いて色、大半の自治体にて水、電気、ガスが止まっている。食料・衣料品の供給が危機的状況。農家が困難を抱えている。

その他の州は相対的に平穏だった。