ルハンシク州行政府長官、「ルハンシク州包囲」は偽情報だと指摘

ハイダイ・ルハンシク州軍行政府長官は、ロシア軍があたかもリシチャンシク〜バフムート間幹線を封鎖し、ルハンシク州をその他の地域から切り離したとする発表は、偽情報だと指摘した。

25日、ハイダイ氏がテレグラム・チャンネルに書き込んだ

ハイダイ氏は、「ルハンシク州は分離されていない! リシチャンシク〜バフムート幹線は封鎖されていない。リシチャンシクとシェヴェロドネツィクへのアクセスはある。昼ごはん時に報道機関が、占領者があたかも『命の道路』を切断したとする報道を広め始めた。それは事実に反する。その道路は砲撃を受けているが、私たちは今日もすでに人道支援を届けることができた。13時時点で、その道路(編集注:リシチャンシク〜シェヴェロドネツィク幹線)の移動は可能である」と書き込んだ。

同氏はまた、複数の報道機関の見出しには怒りを覚えるとし、「『ロシア人がリシチャンシク〜バフムートの幹線による接続を切断した。リシチャンシクは大釜の中?』と書くのは無責任であり、印象操作的だ。自分の推測は自分の中に残しておくと良い。あなたは、ルハンシク州を守っている防衛者の親族や、同州に残っている者の親族が、それを読んだ時にどのように思うか、考えたことがあるか? 人々のことを考えよ」と強調した。

なお、現在、ルハンシク州はロシア軍からの集中的な攻撃を受けており、住宅、インフラ、学校、病院などが破壊されている。ルハンシク州軍行政府の情報では、同州には約4万人がまだ残っており、避難を拒否しているという。

写真:ハイダイ・ルハンシク州軍行政府長官