ロシア軍、ウクライナ北部への越境攻撃を継続 17日朝70回以上の爆発確認

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ロシア軍は17日朝からウクライナ北部スーミ州の国境隣接自治体への砲撃を行った。

作戦司令部「ピウニチ(北)」がフェイスブック・アカウントにて伝えた

発表には、「敵はロシア連邦からスーミ州国境隣接自治体への砲撃を継続している。今日8時45分頃、観察者がロシア連邦領からエスマニ地区への5回の飛来を確認した」と書かれている。

また、9時30分から10時にかけて、ロシア領からボヤロ=レジャジ方面へ70回の爆発が確認、10時10分頃、ソピチにて6回の爆発が確認されたと報告された。

人員・機材の損耗は出ていないとのこと。

また、ジヴィツィキー・スーミ州軍行政府長官は、テレグラム・チャンネルにて、同州オフティルカに対して、ロシア軍がミサイル攻撃を行ったと報告した

ジヴィツィキー長官は、「ロシアのミサイルが5発、平和な自治体に飛来し、多くの破壊を起こした。今日の街への攻撃にて、少なくとも5名の人が負傷した」と書き込んだ。

同氏は、攻撃はオフティルカ市の中心部とダチニー地区へと行われたと伝えた。これにより、倉庫で火災が発生、二階建ての建物が損壊、教会の窓が割れたという。また、幼稚園「カズカ」や民間住宅へも多くの被害が出たと伝えた。

なお、ウクライナでは、2月24日以降ロシア軍の全面的侵略を受けている。ロシア軍は、3月末以降それまで一部領土を占領していたウクライナ北部からの撤退を開始、4月中に同地から完全撤退したと見られている。同時に、ロシア軍は、自国領からウクライナ北部(チェルニヒウ州、スーミ州)への越境砲撃を継続している。