ウクライナとの戦争にクリミアで徴兵された者が多く送られている=クリミア宇代表

タシェヴァ・クリミア自治共和国ウクライナ大統領常駐代表は6日、ロシアにより一時的に占領されている。

6日、タシェヴァ・クリミア自治共和国代表がメディア・センター・ウクライナでの記者会見時に発言した

タシェヴァ氏は、「私たちの国に対する戦闘行為に、クリミア半島から非常に積極的に徴兵された者が送られている」と発言した。同氏はまた、オープンソースによるだけでも、クリミアでは「最近、少なくとも72件の『ロシア軍人』の葬儀が行われた」が、その内の41名は間違いなくクリミア出身者だったと指摘した。そして、葬式件数がそれより多いのは間違いないと発言した。

そして同氏は、文書上、彼らがクリミアで生まれており、2014年時点でそこに暮らしていた場合、彼らはウクライナ国民なのであり、つまり、現在の戦争で(ロシア軍側で)ウクライナ国民が亡くなっているということになると指摘した。

その上で同氏は、それはロシア連邦による違法行為、戦争犯罪、国際法規範への違反だと指摘し、なぜなら占領国は占領地の住民を徴兵してはならないし、ましてや戦争に送ってはいけないからだと発言した。

同時に同氏は、2014年以降、クリミアでは徴兵が行われ続けており、毎年少なくとも5000人がロシア軍に徴兵されていると指摘した。

さらには同氏は、ロシア国内法においてすら、徴兵された者を戦争に送ることはできないことを指摘し、例えば、ウクライナ軍により沈没させられたミサイル巡洋艦「モスクワ」の乗員の約半分は徴兵された兵であり、その中にはクリミアで徴兵された者も含まれていたと発言した。