ゼレンシキー宇大統領、グテーレス国連事務総長とマリウポリからの民間人のさらなる避難を協議

ウクライナのゼレンシキー大統領は4日、グテーレス国連事務総長と電話会談を行い、マリウポリの製鉄工場「アゾフスタリ」敷地からの民間人のさらなる避難や、今後の負傷者の避難支援につき協議を行った。

ウクライナ大統領府広報室が伝えた

発表によれば、ゼレンシキー氏は、グテーレス氏との電話会談の際に、アゾフスタリからの民間人避難の第一段階と本件でのさらなる協力につき協議を行った。

ゼレンシキー氏は、グテーレス氏はに対して、避難の第一段階が成功裡に終わったことを伝え、その際にアゾフスタリからは121人を脱出させることができたとし、同作戦が今後もうまく継続できることへの期待を表明した。

またゼレンシキー氏は、グテーレス氏がアゾフスタリからの民間人避難に努力を費やしたことにつき謝意を伝えた。また同氏は、アゾフスタリから全ての負傷者の脱出も促進して欲しいと要請した。

同氏は、「そこに残っている人々の命が危険にさらされている。私たちにとって、一人一人が重要なのだ。彼らを救うために、あなたの支援をお願いする」と発言した。

同氏は加えて、「世界中が国連と国際赤十字委員会の本件における役割を知った。これにより、国際機関が効果的であることを示されたのだ」と発言した。

これに先立ち、3日、マリウポリを1日に出発した避難民156名がザポリッジャに到着していた