ショルツ独首相「私は、第三次世界大戦を防ぐためにあらゆることを行っている」

ショルツ独首相は、ウクライナへの武器供与に関する自身の政策に対する批判に対して、自身の課題は第三次世界大戦を引き起こさないことだと考えていると発言した。

ショルツ首相が独スピーゲル誌へのインタビュー時に発言した

ショルツ氏は、「この状況では、冷静な頭と均衡の取れた決定が必要である。恐怖ではなく、政治的責任の話だ。(中略)私は、第三次世界大戦を引き起こすエスカレーションを防ぐためにあらゆることを行っている。核戦争は起きてはならない」と発言した。

同氏はまた、ドイツは欧州全体における平和と安全の責任を負っているとし、北大西洋条約機構(NATO)と「ロシアのような高度に武装された超大国」との直接対峙は看過してはならないとし、なぜならエスカレーションは(欧州)大陸全体、もしかしたら世界中、に甚大な苦難を引き起こしかねないからだと発言した。

さらに同氏は、ウクライナの安全が保証されるためのウクライナへの武器供与は支持すると認め、「与え得るものは、私たちはもちろん、供与していく。それは、対戦車兵器、対戦車砲弾、火砲用砲弾だ」と発言しつつ、重火器の供与には言及しなかった。

同時に同氏は、「ドイツ軍の自らの武器庫からの追加的武器供与の能力は、概して尽きている」と主張した。さらに、NATOの他の加盟国が、ウクライナ軍人がすぐに使用でき、長期の訓練を必要としないソ連製の機材を譲渡する方が目的にかなっていると発言した。そして、ドイツは、それらの国に後から最新の兵器を補償すると指摘した。

他方で同氏は、停戦とロシア軍のウクライナ領からの撤退が不可欠だと強調した。同氏は、ウクライナが将来自らを守ることのできる和平合意が必要だとし、ドイツは、ウクライナの安全の保証国に加わることができるとしつつ、その保証がなにを想定しているかについては明確にしなかった

写真:dpa