ロシア占領下のヘルソン州議会、「ヘルソン州はウクライナ」決定を採択

12日、ロシアにより占領下にあるウクライナ南部ヘルソン州の州議会は、ロシア側によるいわゆる「ヘルソン人民共和国」創設の試みに対抗するために、臨時会合を開催し、「ヘルソン州はウクライナである」とする呼びかけ決定を採択した。

セルヒー・リバルコ州議会議員がフェイスブック・アカウントで報告した

リバルコ氏は、「ヘルソン州議会の臨時会合が開催された。会合は、規定で定められているZoom体制で行われた。会合では、賛成44票にて、ヘルソン州はウクライナであるとの呼びかけが採択された。私たちの国は一体であり唯一である」と報告した。

また、ティモシェンコ・ウクライナ大統領府副長官は、テレグラム・チャンネルにて、同会合につき、「44名の議員がヘルソン州はウクライナだとする決定を採択した。同州には偽共和国が創設されることはない」と書き込んだ。また同氏は、同州の軍事州行政府長官と同行政府職員は引き続き勝利のために仕事をしており、また敵は一時的被占領下に暮らす地元住民の強い抵抗を受けていると報告した。

これに先立ち、12日、ロシアが占領しているウクライナ南部ヘルソン州にて、ロシア軍がいわゆる「ヘルソン人民共和国(KhPR)」創設に関する偽住民投票の実施を準備していることが伝えられていた