ルカシェンコはベラルーシ軍をコントロールできるかわかっていない=チハノフスカヤ補佐官

ベラルーシの反政権指導者であるチハノフスカヤ(ツィハノウスカヤ)のツァプリイェンコ補佐官は、ルカシェンコ自称ベラルーシ大統領は、同国軍をどれだけコントロールできるか把握していないと発言した。

11日、ツァプリイェンコ氏がテレグラム・チャンネルでコメントした

同氏は、「何も排除はできない。今日、もちろん、プーチンは、ルカシェンコが戦争に加わるように彼に圧力をかけた。しかし、ルカシェンコは、自分がベラルーシ軍をどれだけコントロールできるか把握していないのだ。なぜなら、戦争参加は1週間前にあり得たのだが、しかしなぜかそれは実現しなかったからだ」と書き込んだ。

同氏はまた、自身の有する情報によれば、1週間前、ベラルーシ軍の多くの将軍・将校が国境を越えることを拒否したのだと指摘した。同氏は、彼らが今も拒否しているのかどうかは知らないが、しかし、自分たちは全てのベラルーシ人に対して、戦争に加わることを拒否するようすでに呼びかけたし、もし参加を強制されるようなら、ウクライナ軍に寝返るように呼びかけたと発言した。

これに先立ち、11日、ルカシェンコ自称ベラルーシ大統領がモスクワを訪問している最中に、ウクライナ空軍が、ロシア軍の航空機がウクライナ領側からベラルーシ領のコパニを攻撃したと発表していた。その際、ウクライナ空軍は、同攻撃の目的は、「ベラルーシ共和国軍をウクライナとの戦争に引き込むこと」だとの見方を示していた。