ウクライナはロシアとの戦争で戦略的転換点に達した=ゼレンシキー大統領

ロシアからの侵略を受けているウクライナのゼレンシキー大統領は11日、ロシア侵略軍からウクライナを解放するのにあと何日かかるかは予想できないが、この戦争においてウクライナは戦略的転換点にはすでに達したとの見方を示した。

ゼレンシキー大統領が11日昼の動画メッセージで発言した

ゼレンシキー大統領は、「私たちは、すでに16日間自分たちの自由のために戦っている。それは、敵が侵攻のために予定していたのより4倍も長い。4倍長いのだ。世界最強だと思われていた軍の一つに対峙した上でである。その軍は、ウクライナ人が降伏することを期待していた。誰かは、ウクライナの通りで花束とロシア国旗を手に出迎えてくれると期待していた。私たちがウクライナの大地を解放するのにあと何日かかるのかは言うことができない。しかし、私たちがそれを実現するとは言うことができる。なぜなら、私たちがそれを望んでいるからだ。なぜなら、私たちが戦略的転換点にすでに達したからだ。私たちはもう目的に向かって、勝利に向かって進んでいる」と発言した。

ゼレンシキー氏は、ウクライナ人とは誇り高い人たちであり、常に自らの大地を守り、侵略者には一欠片たりとも大地を渡すことはない、1%たりとも自由を譲らない人たちなのだと強調した。

同氏はまた、戦争の16日間に疲れを感じ始めた人のことを理解すると述べた。「私たちが動員している時、私たちが戦闘での勝利や敵の損失を目にしている時、私たちが、戦いがもっと早く終わったら良いのにと、占領者がもっと早く倒れたら良いのにと期待する時、感情が人々に悪いゲームを仕掛けてくるのだろう。それが人生だ。それが戦争だ。それが戦いだ」と発言した。

同時に同氏は、協力して勝利に到達するには、もう少し時間と忍耐と知恵とエネルギーと、自らの仕事を最大限こなす能力が必要だと発言した。

なお、ウクライナでは、2月24日からロシアの侵略が続いている。